このほど、コロンビアで第9回「豊穣の地 LAND OF DIVERSITY」、LODコンテストおよびオークションが開催された。この大会には3か月間で、コロンビアの13のコーヒー産地から計1018名の生産者が提出したコーヒーが集まり、2回の選考を経て、最終的に30ロットのコーヒーが国際審査員によりファイナルロットに選出されるとともに、LOD専用の5大特性賞も選出された。
今回のLODオークションでは、オンラインとオフライン合わせて計546回の入札が行われた。トップロットとなったコーヒーは、ナリーニョ県ブエサコ市のチリモヤ農園のウォッシュドゲイシャで、落札価格は66.50米ドル/ポンドに達した。今回のオークションの平均価格は20.06米ドル/ポンドに達し、総落札額は375,637.01米ドルとなった。
皆さんはおそらく興味を持たれるだろうが、このコロンビアのLODコンテストとは何か? 実はこのLODコンテストは、カップ・オブ・エクセレンス(Cup Of Excellence、略称COE)やベスト・オブ・パナマ(Best Of Panama、略称BOP)と同様に、コロンビアの国レベルのコーヒー品質大会である。
しかし、この大会の歴史はBOPほど長くはなく、現在までにLOD大会はわずか9回しか開催されていない。早くも2005年にはコロンビアでCOEコンテストが始まり、2016年に至り、コロンビア・コーヒー生産者委員会(FNC)はCOEの審査体制を離脱することを決定し、独立した国レベルのコーヒー品質大会を開催し始めた。この大会こそが、コロンビア豊穣の地(Land of Diversity、略称LOD)である。
紹介によると、現在この大会はFNCの戦略計画の一部となっており、コーヒー・バリューチェーン全体におけるコロンビアコーヒーの品質、差別化、および付加価値を高め、コロンビアコーヒーの風味の多様性と多元性を発信し、国内外からコロンビアのスペシャルティコーヒーへの関心を引き付け、最終的にコロンビアのコーヒー農家の収益を増加させることを目的としている。
コロンビアでは、コーヒーは主にコロンビア中西部のアンデス山脈地域に栽培されており、アンデス山脈は東・中・西のコルディレラ山脈に分かれ、平均標高は3000メートル以上で、さらに多数の火山がある。高標高と地理的環境により、山脈全体が多様な微気候を抱えており、これらの気候はコロンビアの多くのコーヒー産地に広がっている。また年間を通して基本的に収穫期であり、異なる時期に異なる種類のコーヒーが順に成熟していく。
そのため、LODはコロンビアコーヒーの2つの収穫シーズンに合わせ、一方は上半年の3〜4月に開催され、主に前年9〜12月に収穫されたコーヒー豆を審査し、もう一方は翌年9〜10月に開催され、主に5〜8月に収穫されたコーヒー豆を審査する。一般的に、一方は中部および北部のコーヒー産地を主に担い、もう一方は中部および南部の産地を主に担うため、2回の大会でコロンビア全体のコーヒーとその風味特性をカバーすることになる。
同時に、これはFNCがLODを創設した目的でもある。FNCは、COEコンテストが年1回しか開催されず、開催期間中もコロンビアの一部の産地はまだ収穫期にありCOEに参加できないため、多くの機会を逃してきたと考えているからだ。最近、FNCは2024年のCOEコンテストを2025年の上半期に延期すると発表した。そして今回は、これまで機会がなかった産地のコーヒーが多く登場することになり、これによりこれらの産地の認知度が向上し、コロンビアの多様なコーヒー産地が示されることになる。
さらに、LODの特徴は、賞が単なるチャンピオン豆ではなく、コンテストに小ロットと大ロットが設けられていることだ。これは、コロンビアでかつて戦乱が発生し、多数のコーヒー農園が放棄されたことが原因である。後にコーヒー産業を救うため、荒地を統合して小さな区画に分割し、極めて低い価格で農民に売却したことで、現在に至るまでコロンビアは小規模農家が主体となっている。
コンテストで設けられた大ロットは、主に一部の大規模農園で生産されたコーヒー豆であり、そこから「ベスト・エステート(BEST ESTATE)」が選出され、2500万ペソの賞金が授与される。一方、小ロットは主に小規模農園や農家が生産したコーヒー豆で、その特性によって「ベスト・アシディティ(BEST ACIDITY)」「ベスト・ボディ(BEST BODY)」「ベスト・ソフトネス(BEST SOFTNESS)」「ベスト・バランス(BEST BALANCE)」「ベスト・エキゾチック(BEST EXOTIC)」の5つの大賞に分けられる。これらの賞はすべて国内および国際審査員による二重の選考を経て、最終的に決勝に進む生豆が選ばれ、オークションにかけられる。
その後、FNCは2025年3月にコロンビア北部で第10回「豊穣の地 LOD」コンテストを開催すると発表した。その際、北部のサンタンデル(Santander)、アンティオキア(Antioquia)など産地で生産された高品質なコーヒーが登場することになる。
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